チューブ温調(保温)

チューブ温調(保温)


チューブ温調(保温)

加温された液体を移送する機器間の配管では、微量ながら温かい熱は外気・周囲へと徐々に放熱します。放熱により配管内の液体温度が下がり、粘度なども変化していくため、送液できる量(送液効率)が変化してしまうことが起こりえます。

チューブ温調(保温)は、機器間の送液配管中の液体温度の変化を最小限に抑えるために使用します。一般的な断熱材・保温材は、内部の熱を外気に伝えにくくするだけで、液体の移動(流れ)が無ければいずれ放熱し冷めてしまいます。
チューブ温調(保温)を利用することで、液体と周囲との温度差を少なくすることで元々の液体温度を一定に保ちます。

よくあるケースとして、生産現場での準備や段取りなどで設備のちょっとした一時停止は日常茶飯事です。液体を温調された生産設備で“生産再開時に塗布量が減ってしまう”などの問題は、配管放熱が原因かもしれません。

チューブ温調(保温)の仕組み
チューブ温調(保温)の仕組み
チューブ温調(保温)の仕組み

利用事例

ダウンタイム(一時停止)を伴う生産現場でのUV接着剤精密塗布
(温調タンクからディスペンスバルブ間での温度(粘度)の対策)

現状:
タンク~ディスペンスバルブシステムにてUV接着剤の精密塗布を行っている。
問題点:
生産量(接着剤使用量)に応じて、塗布量の増減が見られた。
特にワーク入替などの段取り後は液剤の塗布量が減少する傾向が頻発した。
効果:
チューブ温調を用いて、液送配管の保温を行い、放熱による粘度変化を軽減したことで、塗布量が安定し良品率が向上した。

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