【品質維持と生産の効率化】お菓子に腐食防止用 アルコールを噴霧する事例をご紹介！

ユーザー様のご要望や課題

1分間で70shots程度の高速運転に対応するポンプを使用して、焼き上がったお菓子に腐食防止用アルコールをまんべんなく適量で噴霧したいという、ユーザー様からのご要望がありました。
さらに、多すぎず少なすぎない適量のアルコールを噴霧することで、商品(お菓子）の品質維持と液剤ロスを極力減らしたいという課題もありました。

以上のご要望と課題から、少量の腐食防止用アルコールをスプレーバルブへ高速且つ高精度で移送できるポンプを検討いただくこととなりました。
※スプレーバルブはユーザー様にてご用意いただいております。

結果的に、吐出精度±0.1％(公称値)で且つ高速に液体の移送ができる弊社ハイバーポンプが必要不可欠となり、導入いただくこととなりました。

導入内容の紹介

◎イラストで見る生産ラインの様子

コンベアから流れてくる焼き上がったお菓子に、高速且つ適量で腐食防 止用アルコールを噴霧しています。 スプレーバルブへ液体を移送するために、ハイバーポンプを使用してい ます。

タンクからポンプまでの液体圧送

「腐食防止用アルコール」が入ったステンレスタンクよりも高い位置に、ハイバーポンプ(1BCV エア駆動タイプ)を設置しました。
液剤(低粘度)の吐出精度を維持・安定させて適量を噴霧させたいという大きなテーマがあり、ポンプ内に気泡が残留ことによる吐出量の乱れを防ぐ目的で、「下部から吸引」して「上部から吐出」させる方法をとっています。
液体を吐出するタイミングで、液中に混入した細かい空気を外へ逃がすように、工夫をしています。

ポンプから液体充填をするまで

ハイバーポンプ(1BCV エア駆動タイプ) で吸引した「腐食防止用アルコール」は、スプレーバルブを通して、焼き上がったお菓子へまんべんなく適量で噴霧します。
スプレーバルブ(スプレーノズル)とは、液体を細粒化し広範囲に均一に噴霧する部品です。
取り付けるスプレーバルブの種類や設定により、液体の「流量」「広がり」「細かさ」「勢い」を目的に合わせて調整することができます。

導入後の成果

コンベアから流れてくる焼き上がったお菓子に、高速且つ適量で腐食防 止用アルコールをまんべんなく噴霧したい。
そんなユーザ様のご要望から導入いただいた弊社製品ですが、これまで 以上に精度高く高速でアルコールを噴霧することが可能となり、お菓子 の品質維持はもちろんのこと「液剤ロスの削減」と「生産効率の向上」 に繋がっているとのことです。
ユニコントロールズの、ハイバーポンプ(プランジャーポンプ/ピストン ポンプ)は、吐出精度±1%以下(公称値)の高精度な定量充填が可能 です。
0.3cc~20cc程度の少量吐出に好適で、低粘度から高粘度の液体まで対 応できるラインナップとなっており、お客様に合う最適なご提案をいた します。